平等院 Byodo-in Temple
撮影日
2017-12-09
2015-01-18
2008-11-30
2002-08-05
平等院入口
平等院はもともとは藤原道長の別荘でしたが、永承7年(1052)その子の藤原頼通が寺院に改めて平等院としました。「平等」とは「仏の救済」を意味する言葉です。
扇の芝
源平の合戦の時、源頼政という武将が、平氏と宇治の平等院で対戦しましたが、敗れて自害しました。その場所がここであるといわれています。「扇の芝」とは、頼政が自害した場所を軍扇でかたどったものといわれています。
源頼政の墓
そばの説明版によると、源頼政は平清盛の横暴に反抗し、治承4年(1180)に挙兵しました。しかし、衆寡敵せず敗れて、平等院にて自害したそうです。76歳でした。
辞世の句
「埋もれ木の花咲くこともなかりしにみのなるはてぞ悲しかりける」
鐘楼
平等院の梵鐘は、園城寺(三井寺)と東大寺の鐘とともに、天下の三名鐘のひとつに数えられています。現在のこの鐘楼にかけられているのは複製で、本物は宝物館で見ることができます。
梵鐘
表面には、唐草や鳳凰など美しい模様がみられます。
鳳凰堂 Hoo-do "Phenix Hall" national treasure
鳳凰堂全景
天喜元年(1053)に、藤原頼通によって平等院に建立された阿弥陀堂です。末法思想の影響を受けて阿弥陀仏にすがる浄土の教えが流行した当時、各地にこのような阿弥陀堂が建立されました。東向きに造られていて朝日を正面にうけるようにしてあります。建物が正面の池に映って、さながら水に浮かんでいるようです。
中堂
本尊の阿弥陀如来像が安置されています。定朝が制作した仏像。国宝に指定されています。
鳳凰
屋根には鳳凰がみられます。左側が南方像、右側が北方像と呼ばれています。近世以降阿弥陀堂は鳳凰堂とよばれるようになりましたが、それは概観が鳳凰が羽を広げたような形をしていることとともに、このような鳳凰の棟飾りがあることによるものです。
データDeta /アクセスAccess
山号 | 朝日山 |
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寺号 | 平等院 |
別称等 | |
所在地 Address | 京都府宇治市宇治蓮華116 |
宗派 | 単立 |
寺格 | |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建 Since | 永承7年(1052) |
開山 | 明尊 |
開基 | 藤原頼道 |
札所等 | |
文化財等 | 【国宝】 【世界文化遺産】 |
公式サイト |