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宇治十帖
宇治十帖ゆかりの地
宇治十帖トップ 10夢浮橋 | 12作者「紫式部」
紫式部の『源氏物語』は全部で54帖からなります。その内、最後の10帖は、光源氏の子(本当は柏木という人物の子)である薫を主人公として宇治を舞台に描かれていますので、『宇治十帖』とよばれています。後世の人々が宇治十帖ゆかりの場所を宇治川周辺に定め、「宇治十帖古跡」としました。

宇治十帖モニュメント 橋姫神社 彼方神社 宇治神社 宇治上神社 東屋観音 平等院
宇治上神社
祭神は応神天皇。宇治神社とともに二社一対の関係でしたが、明治時代以降、分離しました。小さな神社ですが、拝殿、本殿が国宝に指定されているなど、文化的価値が高く、ユネスコの世界文化遺産に指定されています。
京都府京都市宇治
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宇治神社
祭神は応神天皇の第二皇子、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)です。応神天皇の死後、兄と皇位継承の争いとなりましたが、その葛藤から宇治川に入水して自殺(夭折または暗殺とも)したといわれています。兄は後に仁徳天皇として即位しました。なお、菟道稚郎子は源氏物語宇治十帖に出てくる八の宮のモデルとされています。
京都府宇治市宇治山田1番地
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彼方神社
彼方神社の祭神は諏訪明神です。非常に小さな神社です。彼方神社と呼ばれる前は、椎本神社と呼ばれていました。式内社。椎本の古跡は、彼方神社(おちかたじんじゃ)という小さな神社にあります。
京都府宇治市宇治東内28
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橋姫神社
宇治橋が架けられた大化2年(646)に宇治橋の守り神として橋姫神社が建立されました。境内には、橋姫社と共に、同じ水の神の住吉神社が並んで祭られています。宇治橋の西にあります。明治3年(1870)の洪水で流され、今の場所に移されました。源氏物語第45帖「橋姫」の舞台とされています。
京都府宇治市宇治
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宇治十帖モニュメント
弟51帖の一場面、匂宮が浮舟を誘って宇治川へと舟で漕ぎ出す場面をモニュメントにしてあります。宇治十帖の中でも有名な場面のひとつです。宇治十帖の主な登場人物は三人です。光源氏(実は「柏木」なる人物)と女三の宮との間に生まれた「薫」、光源氏の孫、明石中宮と今上帝の子にあたる「匂宮」、そしてヒロインの「浮舟」です。この三角関係が話の筋です。薫は生まれつき体からほのかな香りを漂わせる体質だったとか。宇治十帖の主人公たちは「薫」「匂」などと”におい”に関係した名前が付けられています。薫がいわゆるまじめな青年!?だったのと対照的に、匂宮は社交的で光源氏と同じプレイボーイとして描かれている気がします。浮舟は、薫といい仲だったのですが、そんな明るい匂宮に段々と惹かれていくのです。
京都府宇治市宇治
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